NHKクローズアップ現代はこんなテーマでした
「アラフォー・クライシス」
給与に関する驚きの事実が明らかに!世が空前の“売り手市場”に沸く中、どの世代も月収が軒並み増加。しかし、アラフォー世代の給与だけがダウン
平均給与は433~460万円
労働人口としては最多の層となるアラフォー世代です
参考:統計局ホームページ/労働力調査(基本集計) 平成29年(2017年)10月分結果より
平均給与は433~460万円
参考:標本調査結果|統計情報|国税庁より
20代前半と比べると倍近くとずいぶん給与増えてきましたが、マイホームの頭金や住宅ローン、子供の大学進学に備えた教育資金が必要となるなど支出も多い世代です
そんなアラフォー世代のクライシスとはいったいどんなものなのでしょうか?
就職氷河期
就職氷河期の2000年ごろに就職を迎えた世代です
就職氷河期とはバブル崩壊後、一度は持ち直しつつあった景気が97年4月の消費税率アップ(3→5%)や98年のアジア通貨危機の影響で急速に冷え込み求人率が1%を割り込むという事態に陥った就活生受難の時期です
1996年に就職協定が廃止され優秀な学生青田買いなどの就活生への影響も多くあった時期です
出典:
第34回 ワークス大卒求人倍率調査(2018年卒) | リクルートホールディングス - Recruit Holdingsより
一部の優秀な人には関係なかったのかもしれませんが、この世代は思ったような就職ができず転職するケースが多く、勤続年数が給与に響きやすい給与体系が多い日本の企業では給与が低く抑えらている場合が多いようです
昇進もままならず
バブル期の大量採用組が上の世代にいる為、昇進も阻まれているという数値が示されていました。40代前半での管理職になれる割合が上の世代が40代前半だった時期よりも低いという結果に
成果主義の声高に叫ばれた時期でもあり、実際そのような企業も多いでしょうが、今でも相当数の企業では年功序列という風潮は残っていると思われます。そんな中で上の世代の層が厚いという影響は非常に大きいです
ですが逆に自分たちの世代の採用人数が少ないのであれば、同期での競争率は下がることにもなります
親も頼れず
例えば自分自身の収入が少ない状況でも、親が健在であればまだ頼る事も出来ていましたが、そんな団塊親世代も退職し年金生活となり、むしろ介護などが必要になり家族の生活が困窮する可能性も指摘されていました
自分の力ではどうする事もできない就職氷河期という社会構造の問題に巻き込まれた世代が子育て、親の介護を迎える時期を迎えたという
アラフォー・クライシス
同じ30代後半~40代前半の人はどう感じましたか?
もう10年いや5年早く生まれたら?
または遅く生まれたら?
人生大きく変わっていたかもしれません
アラフォー世代としては興味深いテーマでした