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【バフェット指数】投資の神様バフェットが割高、割安の目安にする指標

バフェット指数。投資の神様の名を冠する指数

 

以前の記事です。

 

2017年の米国株式はかつてないほどの好相場でした。

その反動もあってか2018年は急落と回復を繰り返し、2018年10月以降は大きく調整し高値から20%ほど下落しました

 

米国株式はここ2、3年常に高値圏を警戒されなながらも上昇を続けてきました。ひとつの指数だけで判断せずリスクを取った投資家はその分リターンを得られたわけですが、だからと言ってこのような状況が未来永劫続くわけもなくやはり下落しました

 

このように過去の経験則から警戒感は常に必要で楽観視は禁物です。

そこで割安、割高を示す指標のひとつであるバフェット指数を改めて確認してみます

 

 

 

バフェット指数の計算方法

 

バフェット指数(またはバフェット指標)は以下の式で表すことができ、それぞれ各国の数値を入れる事で各国のバフェット指数を計算する事ができます

 

 

 

米国株式における株式時価総額はウィルシャートータルマーケット:Wilshire Total Marketという指標が使われます。

GDPはアメリカ合衆国商務省経済分析局などでも確認できますが、下記のサイトなどデータ提供サイトは多くあります

United States Gross National Product | 1950-2018 | Data | Chart | Calendar

 

 

GDPとWilshire Total Marketを表したグラフは以下のとおりです

2019年1月時点

f:id:kcm3s:20190115111916p:plain

 

出典:Buffett Indicator: The percent of total market cap relative to Gross National Product?

 

2018年10月時点がピークでそこから急落しています

GDPとの乖離をみておく必要があります

 

 

 

バフェット指数の推移

 過去のバフェット指数の推移です

f:id:kcm3s:20190115112156p:plain

出典:バフェット指数(アメリカ版) | 日経平均株価 AI予想

※2018年1月時点

 

バフェット指数が100%を超えたのはドットコムバブルピーク前の1997年。その後2000年3月に140%を超えたところでドットコムバブルは崩壊。

 

そして次に100%を超えたのがリーマンショックの2年前の2006年です。リーマンショック時は110%ほどでした。

 

そして3回目は2013年。その後2014年から2015年にかけて120%まで上昇したところでの8月チャイナショックで急落し、再び暴落が再現されるかに思われましたがその後反騰しドットコムバブルの水準と同じく140%まで上昇しています。 

そして2018年1月末にはついにドットコムバブルを超え150%を記録します。

 

その直後の2018年2月急落は危機感を強めるに十分でした。

FANGに代表されるハイテク系バブルの様相もあり私自身は正直急落後も厳しい状況が続くと考えましたが、記事冒頭に書いたように6ヶ月たった時点では、今のところ杞憂に終わりました

しかし、その後も回復基調も束の間、2018年10月から株価は急落し、結果、バフェット指数は120%まで低下しています

 

 

バフェット指数まとめ

  • 株式時価総額とGDP比から割高、割安を判断する指標
  • 基本的に115%以上は過大評価とされる 
  • 140%台からの急落は暴落につながる可能性

 

バフェット指数はひとつの指標として参考に値する指標です

 

それ以外にも見るべき指標は数多くあります。米国長短金利差の縮小、過去最低水準の失業率など過去のリセッション時に見られた状況と同様の傾向を示すものは多く、やはり楽観視は禁物です。

 

現に米国市場は2018年10月~12月にかけて高値から20%以上も下落しました

ひとつの指標だけでは判断できませんが、過去驚異的なリターンをたたき出してきたバフェットの名を冠する指標だけあってやはり無視できません

 

個人的にはアクティブに投資する場合は金利動向などの指標も気にしつつ慎重に、インデックス投資積立は淡々と行っていきます

 

 

 

 

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