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【米国ETF】QQQ vs DIA NASDAQ100とダウ平均ETFを比較

QQQ vs DIA

米国ETFで人気のQQQは、金融セクターを除くNASDAQ上位100銘柄を集めたハイテクのイメージが強いETFです 

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一方のDIA:SPDRダウ工業株平均 ETF はその名の通りダウ・ジョーンズ社(現在はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックス )によるダウ平均、ダウ工業株価指数など呼ばれる最も歴史ある米国株価指数に連動するETFです

 

 

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工業株価指数という日本語訳がオールドエコノミーのイメージを強くしており、実際1999年まではニューヨーク証券取引所(NYSE)上場企業だけの企業だけで構成されていましたが、現在はNASDAQからも数銘柄を選定しています

 

今回はその2つのETFを比較してみます

 

 

 

DIA:SPDRダウ工業株平均 ETF の経費率は0.17%で、分配金は毎月です

保有銘柄の比較

DIAの保有銘柄

Holding
 
Weighting
 
Boeing Co (BA) 9.53%
UnitedHealth Group Inc (UNH) 6.82%
Apple Inc (AAPL) 5.78%
Goldman Sachs Group Inc (GS) 5.75%
3M Co (MMM) 5.40%
Home Depot Inc (HD) 5.31%
Mcdonald's Corp (MCD) 4.29%
Caterpillar Inc (CAT) 3.91%
International Business Machines Corp (IBM) 3.87%
Visa Inc (V) 3.85%
United Technologies Corp (UTX) 3.58%
Johnson & Johnson (JNJ) 3.54%
Travelers Companies Inc (TRV) 3.32%
Chevron Corp (CVX) 3.13%
Walt Disney Co (DIS) 3.00%

 

 

航空宇宙産業大手のBA:ボーイングが9%台で構成第1位です

 

他にもMCD:マクドナルド、IBM、VISA、JNJ:ジョンソン&ジョンソンなど日本でもおなじみのグローバル企業が名を連ね、AAPL:アップルやMSFT:マイクロソフトなどのNASDAQ銘柄も5銘柄含まれています

 

製造、石油、ヘルスケアからハイテク銘柄まで幅広く選定されていますが、やや高配当のディフェンシブ銘柄が多い印象です

 

QQQの保有銘柄

Holding
 
Weighting
 
Apple Inc (AAPL) 12.65%
Amazon.com Inc (AMZN) 11.04%
Microsoft Corp (MSFT) 9.76%
Alphabet Inc (GOOG) 4.80%
Facebook Inc (FB) 4.76%
Alphabet Inc (GOOGL) 4.16%
Intel Corp (INTC) 2.55%
Cisco Systems Inc (CSCO) 2.54%
NVIDIA Corp (NVDA) 1.93%
Comcast Corp (CMCSA) 1.92%
Netflix Inc (NFLX) 1.81%
PepsiCo Inc (PEP) 1.80%
Amgen Inc (AMGN) 1.49%
Adobe Systems Inc (ADBE) 1.47%
Texas Instruments Inc (TXN) 1.24%

 

AAPL:アップル、AMZN:AMAZON、MSFT:マイクロソフト、GOOG(L):グーグルの4社で上位40%を占めます。

他にもFacebook、Intel、Cisco、NVIDIAなどITハイテク銘柄が上位を占めます

 

DIAとQQQではAAPL:アップル、MSFT:マイクロソフト、INTC:インテル、CSCCO:Ciscoが重複しています

 


 過去15年チャート比較

Portfolio1 : QQQ : NASDAQ100 ETF

Portfolio2 : DIA : SPDRダウ工業株平均 ETF

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過去15年の比較チャートです

 

年間リターンは

QQQ:14.8%

DIA:10.1%

 

最大ドローダウンはともにリーマンショック時のー50%弱

リーマンショック以降、じわじわとQQQが差を広げ2016年以降に差が大きく広がっています。それでもDIAも10%以上と十分なリターンとなっています

やはり近年のIT銘柄の好調さもありQQQが上回っています。

 

ただし、このチャートは意図的に15年で見たものです

わずか3年期間を長くとると全く違う景色を見ることになります

  

ドットコムバブルからのチャート比較

2000年からの過去18年チャート。つまりドットコムバブルを含むチャートです

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2000~2002年の史上3度目、戦後では唯一のS&P500の3年連続マイナス時にはDIAも3年連続マイナスとなっていますが、QQQはさらに毎年30%以上もの下落を3年連続で記録しています。

 

単年で-50%のリーマンショックよりもドットコムバブルのがダメージははるかに大きかったのです

この期間でDIAとQQQを比較すると、このドットコムバブルの差がそのまま現在まで影響します結果、年間リターンは以下のとおりDIAが上回ります。

 

QQQ:4.6%

DIA:6.8%

 

ドットコムバブルはまさにバブルで割高と言われる現在と比較しても異常な割高だった為、反動で大きく暴落しました

これを例外とみるかどうかは意見が別れるとこでしょうが株式市場においても歴史は繰り返す為、18年間で2回の暴落を含むこれぐらいの期間のリターン(4~7%)を保守的に見込んでおく方がよさそうです

2009年以降がいかに良好な相場かがわかるチャートでもあります

 

 

QQQ vs DIA比較まとめ

  • DIAはディフェンシブ銘柄、ハイテク銘柄がバランスよく選定されたETF
  • DIAは毎月分配も魅力
  • QQQはドットコムバブルの暴落が尾を引く結果に

 

時代に合わせて入れ替えも行われる歴史ある株価指数ダウ平均に連動するDIA:SPDRダウ工業株平均 ETFをQQQを比較しました

 

DIAは石油、ヘルスケア、生活必需品などディフェンシブ銘柄からハイテク銘柄まで30種に分散されたバランスのよいETFです

 

基本的にはS&P500と似たような値動きでで分散する銘柄が少ない割にはVOOなど比較しても経理率0.17%はやや不満の残る設定です

ただし、毎月分配の為、インデックスETFによる資産取り崩し期には使い勝手のよいETFとも言えます

 

一方、近年抜群のリターンを示しているQQQといえどもドットコムバブルなどバリュエーションを無視すると期待値は大きく下がるというよくわかるチャート事例でもありました。

そういった時期が来るならば定額で安値をコツコツ拾える自動積立を継続しすつ、思い切って拾いに行くキャッシュも用意しておきたいところです

 

 

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