楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
10月2日で設定来1年を迎えた楽天VT:楽天・全世界株式インデックス・ファンドを改めてご紹介
全世界の主要企業、約8,000銘柄に投資するVT:バンガード・トータル・ワールド・ストックETFをそのまま買い付ける楽天投信投資顧問の投資信託です。
海外ETFであるVTと違い日本円のままノーロード(手数料無料)で、自動積立で投資初心者の方でも比較的手間をかけず買付けする事ができます
長期資産成形に最適な楽天VT:楽天・全世界株式インデックス・ファンドについて信託報酬料、株価チャート、メリットについて紹介していきます
全世界の株式約8,000銘柄に投資するVT:バンガード・トータル・ワールド・ストックETFをマザーファンドを通じて買い付ける投資信託が楽天VT:楽天・全世界株式インデックス・ファンドです
楽天投信投資顧問より
投資対象となるETF、VT:バンガード・トータル・ワールド・ストックETFに関する記事はこちら
この楽天VT:楽天・全世界株式インデックス・ファンドを購入する事で世界経済全体に投資する事ができます。全世界市場の過去の年間平均リターンは約3~5%程度と言われています
今後、中国、インドといった新興国が米国に代わって経済の中心を担う事も予想されます
これらの新興国および現在の世界経済の中心である米国を含む世界株式に投資する事で世界経済の成長の恩恵を受ける事が期待できます。
手数料・信託報酬・信託財産留保額
手数料、信託財産留保額:無料
信託報酬:年0.2296%(税込)
本家VTは海外ETFであり基本的に購入、売却に対して売買手数料がかかるの対して、楽天VT:楽天・全世界株式インデックス・ファンドは購入手数料無料です。手数料を気にせず少額から購入できるのは魅力的です
信託報酬料以外にもVTの経費率0.10%が上乗せされますが、国内インデックス投信としては十分低い価格設定です
しかし、年次運用報告書により実質コストが0.5%ほどになる事が判明しました
ただし運用会社がしっかりと説明しており、しばらく様子をみたいところです
https://www.rakuten-toushin.co.jp/news/pdf/20181005.pdf
配当金・分配金
本家VTでは約2%程度の分配金がありますが楽天VT:楽天・全世界株式インデックス・ファンドでは分配金はありません。
ベンチマーク
買付対象であるVTがベンチマークとするFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスの円換算ベースが対象となります
楽天VTの基準価額チャートと純資産総額
2018年10月時点です
2017年10月の設定以来、順調に純資産総額は増加しています。
2018年1月にはじまったつみたてNISAの対象であり積立銘柄ランキングでも常に上位である事からも今後も順調に増えていくことが予想されます。
基準価額は2018年2月の米国市場急落で1割ほど下落した事に加えて3月末の下落で一時設定価額を下回ったものの以降はゆっくりとではありますが順調に回復しています。
今後長く積立てしていく間には何年も投資金額を下回る可能性もある長期積立投資において、まだ設定自体1年にも満たない状況で株式100%投資信託の1割、2割の下落を気にすべきではありません。
ただし、このようなリスクをしっかり認識しておく必要はあります
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)の5つメリット
- この投信ひとつで全世界株式全体に投資できる
- 為替手数料不要。ドルに転換する事なく日本円で購入可能
- ノーロード(手数料無料)で購入可能
- 国内投資信託のため定額、100円単位から積立できる
- つみたてNISA対象。年間40万円までの投資金額に対し利益が非課税
1.本家VTと同じですが、2~5は 楽天VT:楽天・全世界株式インデックス・ファンド自体のメリットです。
全世界よりも米国株式のみの優位性も喧伝されますが、米国市場が長期に渡って不調な時代もありました。そういった意味では幅広く世界経済全体にベットしておくのは間違った選択ではないでしょう
2.日本円で買付可能為、為替手数料が発生しません。海外ETFであるVT購入はドルで購入する必要がある為、どうしてもひと手間かかりかつ為替手数料が発生してしまいます。
外国信託を円建て購入のため、為替の影響をうけますが、為替ヘッジなしをどうとらえるかは難しいところです
3.同様に海外ETFであるVT購入は大手ネット証券でも最低5ドルかかってしまう為、まとまった金額での買い付けでないと手数料負けしてしまいます(NISAであれば無料、キャッシュバックなどあり)。
楽天VT:楽天・全世界株式インデックス・ファンドの場合はノーロード(手数料無料)で買付可能というのも大きなメリットです
4.一定額積立設定可能であるというのもETFと比較して大きなメリットです。SBI証券ではETFの定期買付けサービスもはじまりましたが口数指定のみで一定額での積立投資はできません。
投資信託として0.2%台という信託報酬で100円単位から定額積立で購入できる事は長期にわたり積立投資するうえで大事な要素です
5.つみたてNISA対象ですので投資金額の範囲で買い付ければ売却益、配当金(楽天VTIはなし)非課税という恩恵も受けられます。
長期にわたって利益を積みあげる事ができた場合20%という株式売却益非課税というのは侮れません。
他にも国内投資信託ではS&P500やダウ連動の商品はありますが、楽天VTのようなシンプルな全世界株式タイプは少なく、より分散できるというメリットがあります。つみたてNISAの核となりうる商品です。
楽天VT:楽天・全世界株式インデックス・ファンドについての記事でした
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楽天VTIの記事です
全米株式か全世界株式かは常に議論されます