出典:テスラHPより
テスラと日本の自動車業界
車好きなんで米国株ではテスラ:TSLAは気になっています。
自動車本体も株価も。どっちも買いませんけど
そんなテスラですが、イーロン・マスク氏が株式の非公開について発言し物議を醸し出していますね。
電気自動車:EV専業で飛ぶ鳥を落とす勢いかと思われたテスラ。
最近ではモデル3の週5,000台生産という目標を達成したようですがモデル3の量産には四苦八苦したようです
一般的な内燃機関を搭載する自動車は3万点という部品から構成されているのに対して電気自動車では部品点数が2/3といわれていますが、その大半はエンジン、ミッション関係でボディ骨格などは従来とさほど変わりません。
そのようは大小さまざまな素材も異なる部品何千も企業から調達し、1日千台を超える台数を組み立てるには開発段階からのすり合わせという要素も絡み一筋縄ではいかないようです
そんなすり合せや作りこみが得意なのが日本企業です。
80年代には日米貿易摩擦の震源となり、トヨタのブレーキ誤作動問題や近年もトランプ大統領から名指しで批判さるるなど、とかく米国では目の敵にされる日本の自動車産業。
そんな日本の自動車企業のニュースを見かけたついでに株価や配当なんかも少し調べました。
SUBARUが利益率が高く高配当
見かけたニュースは1台あたりの営業利益ランキングというもので2017年はSUBARUがトップでした。
出典:格差4倍!自動車メーカー 1台あたりの営業利益ランキング - 自動車業界調査レポート【オートモーティブ・ジョブズ(AJ)】
SUBARU(旧:富士重工)は独特の水平対抗エンジン(通称ボクサーエンジン)と(AWD(All Wheel Drive)を核とした独自技術の際立つ少し異色の自動車企業です。
一昔前まではラリーレースで活躍したインプレッサのスパルタンのイメージが強かったですが、近年は自動ブレーキ(あくまもで衝突被害軽減ブレーキです)のさきがけともいえるアイサイトのイメージも定着して来ました。
日本に限らず、米国でもスバリストと言われる熱狂的なファンを抱え自動車企業としては高い営業利益率を誇るのがSUBARUです
出典:バフェットコードより
現時点でも10%以上ですが減少傾向です。
売上の伸びも鈍化傾向にあり、営業利益は2016年3月期をピークとして減少しており19年3月期は減収減益も予想されてます
2018年時点では配当利回り4%以上と魅力的なSUBARUですが出荷時に行う完成検査時の燃費や排出ガスの測定で改ざんなどの問題が噴出しており、厳しい状況です
テスラは黒字化期待も
出典:stockclipより
一方のテスラは売上こそ順調に伸ばしてきていますが、赤字は拡大中です。
モデル3が軌道に乗れば、2018年に黒字化とプラスのキャッシュフローという目標を達成できるかもしれませんが予断は許しません
テスラと日本の自動車業界まとめ
電動化
やはり個別株投資はなかなか難しいですね。でも業界に常に風穴をあけたきたイーロン・マスク率いるテスラには期待したいですしやはり日本企業にも頑張って欲しいです。
自動車業界はこのテスラを中心とした電気自動車:EVやハイブリッド車:HVなどの電動化が加速しようとしています
記事冒頭に書いたように電動化により部品点数は2/3に減少すると言われ、その中核となるモーター、バッテリー関連企業に注目が集まる一方、従来型の内燃機関やミッション関連企業は企業の存続に関わる為、既存の技術を応用して電動化に対応を模索しています
一方でボディや構造骨格、シートなどは無くなりません。タイヤやハンドルは近い将来分かりませんけどすぐ無くなる事はないでしょう
そういった企業に相対的に着目するのも面白いかもしれません
自動運転技術
また自動車業界の転換点としては近年急速に普及しつつある自動運転技術です。
一時期はGoogleやAPPLEなどIT企業もこぞって参入したものの今は既存自動車企業との提携が中心の様です。
この自動運転技術で注目されるのがセンサーから得られる大量のデータやカメラ画像を処理する技術です。
その技術を持つ中核企業がNVIDIA:NVDAです
一般向けやゲーマーにはパソコン用グラフィックボード:GPUが有名で、投資クラスタには仮想通貨マイニングの為のGPUが注目を集めたと思いますが、自動運転技術に応用されるディープラーニング、AI関連技術に注目しています。
2018年2Q決算では売上、利益とも文句無しでしたが3Qの売上見通しが市場予想を下回った為、株価は一時急落しました。
売上の8割を占める主力のゲーム、データセンターは順調ですし本記事で取り上げた自動車関連はまだ5%程で今後の成長期待が持てます
少数ですがホールド中です。ポジショントークでしたw
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