GAFAとQQQ比較
米国市場を牽引し近年注目されているGAFA
G…… Google
A……Apple
F…… Facebook
A……Amazon
検索、電子デバイス、SNS、ネットショップおよびクラウド事業でそれぞれ圧倒的な存在感を示す米国IT企業群です
このGAFAをQQQを比較してみます
同じような造語は多数あります
FANG
F… Facebook
A…Amazon
N…Netflix
G… Google
その革新的な技術やサービスで産業や生活に多大な影響を与え今後も成長が期待できる米国の巨大IT企業銘柄群の頭文字からとった造語がFANGです
2015年頃に米国著名投資家、ジム・クレイマー氏が名付けた事で一躍有名になりました
これにAPPLEを加えたFAANGもあります
今年に入ってFacebookが個人データ流出・不正問題、Netflixは会員数の伸びが市場予想を下回って事でそれぞれ株価は急落。Amazon、Googleは堅調なもののFANGの足並みは乱れ始めたようです
GAFA
2012年頃から海外出版界で使われるようになった出版業界に対する脅威とみなす、米国の巨大IT企業のことを示す同じような造語がGAFMAです
G… Google
A…Apple
M…MicroSoft
F… Facebook
A…Amazon
近年ではここからMicrosoftを除外したGAFAも改めて注目を集めているようです
GAFAとQQQのチャート比較
このGAFAとNASDAQ100ETFのQQQを比較してみます
QQQはNADSDAQの金融機関を除いた時価総額上位100銘柄を集めたETFです
GAFA4銘柄は25%ずつ均等としました
QQQにおいてもGAFAの比率は高く上位35%ほどを占めています
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Apple Inc (AAPL) | 12.65% |
Amazon.com Inc (AMZN) | 11.04% |
Microsoft Corp (MSFT) | 9.76% |
Alphabet Inc (GOOG) | 4.80% |
Facebook Inc (FB) | 4.76% |
Alphabet Inc (GOOGL) | 4.16% |
GAFAとQQQ比較 リターンとチャート
FB上場が2013年の為、5年と短い期間での比較
好調な5年でS&P500も年率15.6%ものリターンを記録していますが、QQQはさらに上を行く21.7%ものリターンとなっています
GAFAはそのQQQさえをも大きく上回るなんと年率36.7%ものリターンとなっています。個別銘柄ではリスクもありますが4銘柄に分ける事で多少リスクを軽減出来ています。とは言えITハイテク系の上昇が頭打ちになると当然下落幅は大きくなる事も予想されます
QQQとGAFA比較まとめ
- GAFA5年年率リターンは36.7%。S&P500の年率15.6%2倍以上
- GAFAを35%含むQQQよりも年率14%上回る
リーマンショック以降、米国市場が好調な10年のうちの5年間という事もありGAFAは圧倒的なパフォーマンスを示しています。
結果論だけならAMZN一銘柄が最大のリターンとなりますが、数銘柄に分散する事でドローダウンを抑えシャープレシオを高く保つ事ができます
(この間のAMZN最大ドローダウンは-24%)
電子デバイスのブランドを構築しているAPPLEとネットショップおよびデータセンターで圧倒的なAmazon、検索の最大手であるGoogleは人々の生活に根付きつつありながら今後も伸びを期待できます。
FacebookなどのSNSも伸びる余地はあると思いますが個人的にはやや懐疑的です
次回はこのFacebookに変えて、こちらもサブスクリプションおよびAzureなどクラウド事業も期待できるMicrosoftに変えたGAMAで同じように比較する予定です
この4銘柄の場合、好調期だけでなくドットコムショックおよびリーマンショックでの下落も確認する事ができます
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