HDV:iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF 高配当株ETFの代表格
高配当戦略のおいて保有するETF。HDV:iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETFの紹介です。
VYM:バンガード・米国高配当株式ETFと並び定番の高配当ETFです。
高配当ディフェンシブ株を多く含み3.3~3.8%程度の配当高配当かつ景気後退局面のディフェンシブETFとして期待できます
2011年設定と比較的歴史の浅いながらもシーゲル派に人気のETFです
HDV:iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF
ETFのベンチマーク、経費率、保有銘柄の情報です
ベンチマーク
モーニングスター配当フォーカス指数(Morningstar-Dividend-Yield-Focus-Index)をベンチマークとしています。この指数は財務の健全性が高く、同時に、持続的に平均以上の配当を支払うことのできる、質の高い米国籍企業75銘柄で構成されています
経費率
0.08%
同じく高配当ETFのVYM:バンガード・米国高配当株式ETFと同等の経費率です
保有銘柄とセクター
2018年9月4日時点
出典:ブラックロックより
石油・エネルギー総合大手のXOM:エクソンモービル。通信系のT:AT&T、VZ:ベライゾン、ヘルスケアのJNJ:ジョンソンエンドジョンソンなど個別では配当利回り4~6%のおなじみの高配当企業が並びます
HDVの特徴として銘柄の頻繁な入替えがあります。
2018年6月にはタバコ銘柄のPM:フィリップモリスとIBMが外れています
- ヘルスケア:20%
- 生活必需品:19%
- エネルギー:18%
- 電気通信:14%
- 公益事業:8%
構成セクターを見てみるとヘルスケア、生活必需品、エネルギーセクターがトップを占め、この3セクターで6割近くになります
2年ほど前はエネルギーセクターが占有1位でしたが、原油安による石油関連企業の株価低迷、ヘルスケアセクターの躍進などにより相対的に下がりました
それでも高配当セクターの定番であるエネルギーセクターが上位である事には変わりません
HDVのリターンデータと株価チャート
portfoli1:HDV:iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF
ベンチマーク:S&P500インデックス
設定された2010年からのチャートです
エネルギーセクターや電気通信セクターが伸び悩み、S&P500にはアンダーパフォームしていますが、それでも年率リターンは7.4%です
約6年で1.6倍と一見物足らないリターンにも思えますが、配当再投資すればもう少しリターンを得ることができます。
それでもここ数年はIT、ハイテクセクターの上昇に比べて相対的に見劣りする結果となっています
HDV:iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETFまとめ
- 3.3~3.8%程度の配当利回りを見込める高配当ETF
- 増配率は平均7%ほど
- 景気拡大局面のここ数年はS&P500に見劣り
- ディフェンシブ銘柄が多い為、リセッション時の下落抑制も期待
HDV:iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETFは税引き前で3%以上の配当利回りが見込める高配当ETFです
2016年はチャイナショックなどの影響で減配になりましが、増配率は平均7%ほどをき期待できます
それでありながらある年率5~6%程度のリターンも期待でき、その特性からリセッション(景気後退局面)でのディフェンシブ差も魅力です
ヘルスケア、生活必需品セクターも割合が大きく、セクター戦略で保有するVHT:ヘルスケアセクタETFや、VDC:生活必需品セクターETFとやや重複した状態ではありますが個人的にはエネルギーセクター、電気通信セクターを補完する意味合いもあり保持しています
ハイテクセクターなどが好調な時期は相対的に魅力は薄いですが、リセッション時に底堅い動きを期待できるセクターを多く含む高配当ETFとして魅力的であり保持・追加予定です
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セクターETFに関する記事です
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