QQQ:NASDAQ100連動ETF
QQQ:インベスコQQQは主要な指数のひとつであるNASDAQ100指数に連動し、この10年ではS&P500を上回る年率リターン14%をたたき出すハイパフォーマンスETFのひとつです。
QQQのETF情報
QQQの正式名称はインベスコQQQです。旧パワーシェアーズ 100 トラスト・シリーズ1(通称:パワーシェアーズ QQQ)から名称変更しましたが、QQQと言うわかりやすいティッカーで米国投資家にもなじみの深いETFです
実際、純資産ではSPY、IVV、VTI、VOOに続く5番目の規模を誇り、7兆円に達するメジャーETFです
2018/6/4よりPowerShares QQQ Trust,Series 1 → Invesco QQQ Trust Series 1に名称変更になりました
ベンチマーク
QQQはNASDAQ100指数をベンチマークとしています
NASDAQ100指数は通常よく用いられるNASDAQ総合指数ではなくNASDAQに上場する企業のうち、金融銘柄を除いた時価総額上位100銘柄の時価総額を加重平均した指数です
経費率
0.20%
例えばバンガード社のセクターETFの経費率0.10%よりは高くい経費率ですが許容範囲です
保有銘柄
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Apple Inc (AAPL) | 12.65% |
Amazon.com Inc (AMZN) | 11.04% |
Microsoft Corp (MSFT) | 9.76% |
Alphabet Inc (GOOG) | 4.80% |
Facebook Inc (FB) | 4.76% |
Alphabet Inc (GOOGL) | 4.16% |
Intel Corp (INTC) | 2.55% |
Cisco Systems Inc (CSCO) | 2.54% |
NVIDIA Corp (NVDA) | 1.93% |
Comcast Corp (CMCSA) | 1.92% |
Netflix Inc (NFLX) | 1.81% |
PepsiCo Inc (PEP) | 1.80% |
Amgen Inc (AMGN) | 1.49% |
Adobe Systems Inc (ADBE) | 1.47% |
Texas Instruments Inc (TXN) | 1.24% |
アップル:APPL、AMAZON:AMZN、マイクロソフト:MSFT、アルファベット(google):GOOGL、フェイスブック:FBなどインテル:INTLなどおなじみの米国主要企業が名を連ねます
またその他にもエネビディア:NVDA、ネットフリックス:NFLXなどのテクノロジー系だけでなくNASDAQの時価総額上位という事でクラフトハインツ:KHCやスターバックス:SBUXも含まれています
セクター分類
やはりNASDAQの代名詞ともいえるハイテク、テクノロジー系が約60%を占めます。
以下、一般消費財が約20%、ヘルスケアセクターが6%と続きます。
リターンとチャート
10年チャート
QQQ:インベスコQQQ
ベンチマーク:S&P500
QQQが年間リターン約14%とS&P500の8.8%を大きく上回るリターンを記録しています。
ドローダウンはS&P500と同程度の46%を記録したリーマンショック時の2008年こそS&P500をアンダーパフォームしていますが、2009年以降単年ベースでは2016年を除き全勝というパフォーマンスを発揮しています
QQQ設定来チャート
QQQ設定の1999年からのチャートです
2002~2002年の史上3度目、戦後では唯一のS&P500の3年連続マイナス時にQQQは毎年30%以上の下落というまさにバブル崩壊に見舞われています
この暴落のダメージは大きくドットコムバブルの水準を回復するのは実に12年後の2014年まで待たなければいけません。
IT、ハイテクセクターにはとってはドットコムショックはリーマンショック以上の傷跡を残したと言えるでしょう。
2018年時点でも情報ハイテク系のバブルの様相を呈しているようですが、当時と違いバブルを生き残ってきた実業を伴う企業がしっかりとEPSを伸ばしているという違いもあり単純比較はできません。
iFreeNASDAQ100インデックス
QQQ同様にNASDAQ100に連動する投資信託がiFreeNASDAQ100インデックスです大和証券投資信託委託よりこの2018年8月に登場したばかりの投資信託で
信託報酬は0.486%と本家QQQの0.20%と比較すると高くなっていますが、海外ETFのQQQが基本的に売買手数料が発生し、またドルで購入する必要があるのに対して、少額から円建てで購入手数料なし、解約手数料なしで積み立て設定できる魅力があります
QQQまとめ
- この10年ではS&P500を上回る年率リターン14%
- 情報ハイテクセクターが60%を占める
- ハイテクのみのイメージが強いが生活必需品セクターなども含む
リーマンショック以前はドットコムショックの影響もありS&P500を下回る事が多かったQQQですが、リーマンショック以降ではS&P500をアウトパフォームしています。
米国市場やハイテクセクターの高値圏も指摘されますが2018年9月時点ではETFトータルのPER(22.8)など指標は極端に高くく。APPLE、AMAZONなど好決算も続いているので上値の余地もあります。
大型グロース株を多く含み好景気時の攻めのセクターの代表として魅力あるETFと言えます
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QQQとVGT:情報技術セクターETFの比較記事です
セクター戦略