最近は安定性をもとめて長期インデックス投信積立をメインにしていますが、少しばかりアクティブファンドも所有しています
最近の日本の代表的なアクティブファンドといえばひふみ投信ですね
カンブリア宮殿の放送もありすっかりメジャーになりました
ひふみ投信も米国や世界インデックスファンドとは別に少し積立設定していますが今回はそれとは別のアクティブファンド
です
DIAM新興市場日本株ファンド
DIAM新興市場日本株ファンド|ファンド情報|アセットマネジメントOne
運営会社
アセットマネジメントOne
2016年10月1日に、DIAMアセットマネジメント、みずほ信託銀行資産運用部門、みずほ投信投資顧問、新光投信の4社が統合した投資顧問会社です
ファンドの特色
新興市場であるジャスダックや東証マザーズ等に上場されている銘柄ジャスダックや東証マザーズ等新興市場に投資するアクティブファンドです
2007.11.29に設定され当初10年後に償還予定でしたが10年延長され、現時点では2027年に償還予定になっています
組み入れ銘柄
※ 2017年4月28日時点 目論見書より
正直、聞いた事ない企業が並んでいます。一般人が知っている企業だとCMでなじみのある転職系のエン・ジャパンぐらいじゃないでしょうか?
運用成績
もっとも気になる運用成績ですがその分配金込みとはいえそのリターンは強烈です
10年リターンが全ファンド約5,000件中ダントツで第1位です
参照元:投資信託のモーニングスター|株式・投資信託・ETF・ニュース・ランキングにて検索
第2位のSBI 中小型割安成長株F ジェイリバイブ、ひふみ投信との比較してみました
分配金再投資を含めた成績です分配金は所得税発生しますので純粋にこのようなリターンにはなりません
分配金を除く基準価額だけで純粋に比較
また両グラフともはっきり見て取れるように比較的基準価額の変動が大きいファンドです
またこのグラフからはわかりませんが設定直後のリーマンショックで大きく値を下げ、一時は35%マイナスでした。但し類似分類平均はは50%マイナスもあったので下落は最小限、上昇時は分類平均を大きく上回るパフォーマンスを発揮しています
類似ファンドと比較
※手数料は楽天証券の場合
ひふみプラスは中小・新興株メインではありませんが冒頭に記したように日本を代表するアクティブファンドの為、参考に。SBI小型が完全類似ファンドでSBI小型成長株ファンド ジェイクールも類似
少ないリスクでリターンを得るという基本でみるとSBIジェイリバイブのが魅力的かもしれません。ただし信託報酬はDIAM新興市場日本株ファンドの方が0.2%ほど低く設定されています
分配金再投資でも分配金には税金が発生する為、無分配型の方が基本的には有利ですし、今から選択し直すなら、ここ1、2年のパフォーマンスで上回っているSBIの中小株ですね
これにはもうひとつ理由があって残念ながらこのファンドは18年1月現在も販売停止中なのです
日本の新興市場の規模および流動性などを総合的に勘案した結果【2016年05月25日】を最終日として、お客様の買付および新規の積立設定を停止
しています
テンバガーを探すよりも
テンバガー(10倍)株を求めて小型成長株を探せと言われる事がありますが、まさに宝の箱を探すようなもので一般の人がそうそう見つけられるものではありません
そういう場合、中小新興市場ファンドも購入するのもひとつの方法かもしれません
アベノミクス相場の初期の13年1月にタイミングよく買い付けできたのでかなりリターンを得ることができていますが、特に最近はコストの安いインデックス投信が多く設定されており、上昇相場に限り数年単位でみればこのようなファンドも悪くはないものの今後どうするか思案中です