ようやく読み終わりました
インデックス投資ブロガーの第一人者で「梅屋敷商店街のランダムウォーカー」管理人水瀬ケンイチ氏の
お金は寝かせて増やしなさい
お金は寝かせて増やしなさい
長くインデックス投信を続けている水瀬ケンイチ氏による単著
投資を始めたのは社会人になってまだ数年の2001年ごろ、著者の水瀬さんと多分同じような頃に投資を始めたわけですが、短期に儲けたいという欲望が足を引っ張り、スイングトレードや値動きの大きい小型IT系株投資などに投資していました。かなり遠回りをしインデックス投信にたどり着くのはそれから十数年以上後の事になります
投資歴
2001年~ 国内個別株、米国株
2004年~ 国内小型株、新興国投信
2013年~ インデックス投信、米国ETFなど
インデックス投信を初めて数年。ここ最近は完全にインデックス投信積立がメインですがここ数年の株高の恩恵もあり順調に推移しています
1~3章は実践済みの人には復習
1~3章はインデックス投信の基礎説明から口座開設法やおすすめインデックスファンドの紹介など。実践済みの中上級者には復習程度になると思いいったんさらっと流し読み。といっても2章ではかなり理論的な内容もあり、自分は知らない事もいっぱいあったので後でしっかり読み直すつもりです
自分が最近気になっている下の2章を先に熟読しました
- 暴落時の対応→投資継続が記された4章
- いつか来る現金化をどう考えるべきか→出口戦略を記した6章
投資を継続できるか
4章ではいかに継続できるかという点がしるされていますが、自分の過去の失敗を踏まえるとリスク許容度は株価が好調な時に確認という点を暴落を経験していない投資家に読んでもらいたいですね
今のところ好調で今年は資産○%プラスなんて調子に乗っていても程度の差こそあれ暴落は来ます
リーマンショック時、水瀬さんは資産半分になりながらも絶えたようですが、投資方法に確固たる信念がもっていなかった自分は一部の残して狼狽売りしてしまいました
含み益を自分のお金と思っていると下落、暴落時に精神的に耐えられないんですよ。経験的に数~10数%程度は耐えられても、25%以上、下落するとかなり追い込まれた気持ちになります。2章で生活防衛資金の話がでてきますが個人、家庭の環境にあわせてリスク許容度をしっかり認識しておく必要がある事が理解できます
売りたくなった時に我慢する
その具体的なテクニックが記されていて今後実践してみようと思いました
リーマンショックなど過去の暴落時にインデックス投信でないものの一部ホールドし続けた新興国株ファンドが10年以上年経った今、十分回復していて実感を持てているので今積み立てているインデックス投信はしっかりホールドしていきたいです
ちなみにリーマン前に投資を始めた妻の方法がガチホールド最強でした
- IDとパスワード忘れる→結婚で名前変わる→引っ越しで住所変わる
証券会社にIDとパスワード再発行依頼する手間で面倒で10年資産状況も知らずに完全ホールド。見事V字回復で自分より好成績運用。やっぱりほったらかし投資が最強
※具体的な方法としてはおすすめはしません・・・
出口戦略
好調な時だからこそ十分に検討しておきたい出口戦略。第6章は今後何度も読み返しておきたいと思いました
投資している目的も重要です。インデックス投信に行き着く多く人は老後資金やアーリーリタイヤ資金などの為に、目先の利益を追わず堅実かつもっとも確実にリターンを得ようとしている人が多いと思うのですが、どういった方針でリアロケーションや金融資産取り崩しによる現金化を図るのかという点を普段から確認しておくべきです。投資で得たお金をどういうタイミングでどういう風に使うのか具体的にプランニングしておく事は特に40代ぐらいからは必須です
自分が投資を始めた頃からみればNISAやiDeCo,毎日自動積立、安い信託報酬料など恵まれた環境になりました。これを最大限活かしていきたいと新たに思いました
おまけの感想