VISA:V クレジットカード国際ブランドシェア世界一
マスターカードのライバル企業と言えばVISA:ビザですね。
日本においても有名で投資などと関係なく誰もが知る米国のグローバルなカードブランド企業です。
企業としての歴史は長いものの実は上場は意外と最近のVISAについての概要や株価チャートを調べてみました
企業概要
最近ロゴも刷新しました。
青とオレンジのラインが印象的だったのですロゴ+フレーズに変わりました
新ロゴ
旧ロゴ
CMでもおなじみのVISAですが公式HPによると
Visaは、個人のお客さま、企業、金融機関、政府機関のためにデジタル通貨の機能をもたらすグローバルな決済テクノロジー企業です
とありますが、やはり日本においてまずイメージするのはクレジットカードですね。デビットカード、プリペイドカードを利用している人もいるでしょう
簡単にまとめると以下のような企業です
- 米国籍決済技術企業
- 日本語読みはビザ
- クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードが主力
- クレジットカードシェア世界一
- NYSE(ニューヨーク証券取引所)上場
- ティッカーコード:V
1958年にバンク・オブ・アメリカが設立した BANK AMERICARD を母体とした歴史ある企業ですが上場は意外に最近で2008年3月です
VISA株価チャート
上場した2008年3月から2018年5月4日時点の株価チャートです
Yahoo Finance
きれいな右肩上がりで上場時約15ドルだった株価は128ドル。
米国市場自体が好調な次期とは言え指標を圧倒的に上回る、実に約8.5倍もの上昇です。
現在の株価だと割高な感は否めませんが利益体質に裏づけられた高成長企業としてで正当化されていいます
業績推移
直近の業績も好調です
米ビザ、第2四半期利益が予想上回る 通年利益見通し引き上げ | ロイター
過去の業績推移
売上、利益とも年々上昇していますが、特に上場した2008年以降の伸びが顕著です。ここ10年で下の数字のように驚異的な成長を達成しています
- 売上:60億ドル→180億ドル 3倍
- 営業利益:12億ドル→120億ドル 10倍
売上の伸び以上に利益の伸びが顕著です。
結果50~60%という高い営業利益率を達成しています
マスターカード:MAとリターン、株価チャート比較
同業のライバル、MA:マスターカードの比較です
2009年からの比較。配当再投資した場合です
PF1、青:ビザ:V
PF2、赤:マスターカード:MA
単純に株価を比較するとマスターカードのが上昇率が高いという結果になりました
配当金もマスタカードが上回りますがともに配当率は1%切っています。配当こそ低いものの成長率は魅力的です
懸念事項
- オンライン決済・・・Paypal、ALIPAYなどのオンライン決済との競合
- 仮想通貨・・・取引としてはバブルとなった仮想(暗号)通貨ですがブロックチェーン技術による決済の仕組みが将来、有力になる可能性自体は否定できません
- アマゾン・・・ネット通販の代表アマゾンが独自のブランドを構築する可能性
VISAまとめ
基本的には参入障壁の高い業種であり、それにより高い営業利益率を維持する事ができています。
QR決済などの既存技術の革新や、仮想通貨に代表される将来の新技術、新企業による独自決済などの影響を受ける可能性はあります。とはいえ当面はワイドモート企業として有効な投資先といえそうです
筆者あとがき
ピザ?
ありがとうございます。応援ポチッといただけるとうれしいです