米国株を中長期的にみた場合、ここ1、2年は買い場ではないと言われています
バフェット指数が140%超
根拠として言われるのは上記式で表されるバフェット指数が2016年末以降120%を超えた事です。しかしながら、割高と言われながらも2017年は調整らしい調整も無いまま株価は上昇していきました。タイミング投資派でこの指標を元に買いを控えていた場合、2017年の上昇相場を逃した事になります
しかし、やはりというべきかドットコムバブルですら超えなかった150%を1月末に超えたことで2018年2月には結果的に大幅調整が入りました
出典:バフェット指数(アメリカ版) | 日経平均株価 AI予想
バフェット率いる米国バークシャーハサウェイがせっせと現金比率高めていた事からも米国株は割高という見方をしていた投資家は多いと思われます
「バフェット指数は150%、ウォーレン・バフェットは株を買っていない」 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
ただ私も含めた多くの素人投資家は適切な買い場なのかどうかは判断できない場合がほとんどだと思いますので、積立自動設定やてつみたてNISAを活用しインデックス投信なりをコツコツ買い付ける方がよさそうです
そして、ドルコスト平均法を採用し定期的に一定額で買い付ける場合、これらの株価、指標はさほど気にする必要はありません。中長期的には買い場ではないというのはあくまでもタイミング投資で文字通り安い時に買い、高い時に売る方法の場合で、そもそも、それが適時適切に個別銘柄などで出来るのであれば苦労はしません。出来ないから中長期的に右肩あがりの世界経済や米国経済の成長を株価指数:インデックスとして一定量、一定額つみたてながら買うのです。それが極端に大きなリターンを得られない代わりに誰でもその果実を得られる可能性が高いのインデックスつみたて投資手法なのです
憶病な投資
そうはいいながらも自分は2月上旬の下落時に米国個別株やETFを少し買いました。今も物色中ですが投入資金は控え目にしています。私は過去のリーマンショックのトラウマからか、基本的に憶病な投資になっているので、感覚的にですが、この水準で全力買いする度胸も余裕もありません。なのでリーマン直後2,3年は資金投入する事もできずただ一部の投信を放置していただけでした。結果論ですが、少なくとも10年程度の中期的スパンでみればそれは絶好な買い場だったわけですね
投資に見逃し三振はない
有名なバフェットの格言です
まったく投資をしないとインフレなどで実質資産が目減りしますが、自分が納得できなければ買わなければいいのです。その間株価が上がった場合、機会損失などと言いますが、すべての機会を好機にできる投資家などいません。ましてや普通の会社員ならなおさらです。買わないという判断もまた投資だと心がけています。この視点を持つ前は、とにかく今すぐ買って儲けたいという心がもたげてきて多く失敗してしまいました
まとめ:自分に合う投資スタイルを見つける
結局、自分が納得できる投資が継続的にできるかが問題です。人の意見を参考にするにしても、左右されすぎてはいけません。また成功している(してそうな)人の投資をそのままに真似しても上手く行く保証はありません。それでも若いころからいろいろ試しながら自分に合う方法を見つけられるといいですね
私の場合、途中放置も含め20年近くかかって、ようやく自分に合いそうな投資スタイルを確立できそうです。ただし、これも生活環境によって変化していく可能性は十分あるでしょう
今回の記事は自分の資金投入の判断基準を定量的にもちたいと思いいろいろ調べる過程での忘備録みたいなものになってしまいましたが
長期投資スタイルなどの記事も書いていますwww.kakeyforward.com
参考にしたサイト
過去最高値をキープ ~2018年1月の米国バフェット指標~ - ユキマツの「長期投資のタイミング」