PFF:iシェアーズ 米国優先株式 ETF
安定した値動きと高配当ETFのPFF:シェアーズ 米国優先株式 ETFはリセッション(景気後退)が来たら購入したい銘柄のひとつです。
平時でも毎月分配の為、ドルの一時置き場としても選好される事も多いETFです
PFF:iシェアーズ 米国優先株式 ETFはS&P 米国優先株式インデックスをベンチマークとする議決権の無い優先株式を集めたETFです
優先株は議決権がない代わりに高配当。社債と普通株式の中間のような性格の金融商品です
出典:ブラックロック社HPより
分配金利回り
6.26%
2018年7月時点
過去12ヶ月分配金利回りでも5.60%と安定の高利回りがPFFの魅力です
後述しますが金融危機などがない限りは値動きも安定しており、平時に一定量保持すれば毎月分配金が見込めます
ベータ値
-0.09
S&P500に対してベータ値がほぼ0に近く安定した値動きとなっています。
逆に景気好調サイクルにおいては配当利回り以上に株式のリターンの大きい為、2010年以降のような状況においてはトータルリターンで見劣りします
経費率
0.46%
2018年7月時点
インデックスETFとしてはやや高めなけ経費率となりますが、高い分配金利回りがそれを補って余りあると言えます
保有銘柄
2018年8月末時点でおよそ300銘柄を保有しています
etfdb.comより 2018年8月29日時点
バークレイズやウェルズファーゴなどの金融機関が上位を占めます
そのため、2008年のリーマンショック時には暴落する事になりますが、逆にその時は絶好の買い場だったと言えます。
金融株は景気敏感セクターですので平時から保有しているは少し注意が必要です
チャート
リーマンショックではS&P500を超える58%ものドローダウンを記録しました。金融企業の優先株が多い事による最大のリスクです。
しかし、それ以外の景気回復過程や平時においてはご覧の通り、低ベータ通りの動きとなっています。
またある程度の金額を投資できれば買い付け手数料負けする事なく配当金再投資することで、下チャートの様にそれなりのパフォーマンスも期待できます
分配金再投資条件によるバックテスト(税金、手数料考慮せず)
実際リーマンショック後のリバウンドも大きく、配当を再投資する事で2017年まではS&P500と遜色無いリターンを得る事が出来ていました。
分配金
PFFの魅力はその高配当と言って過言ではありません。
毎月配当の為、リタイヤ後のまとまった自動資金取り崩し用としても機能するETFです
配当利回りま右肩下がりです。およそ6%前後で推移していましたが、2014年からは利回りが低下中です。それでも2017年の実績は5%以上は維持しており依然として高配当である事には変わりません
PFF:iシェアーズ 米国優先株式 ETFまとめ
- 低ベータで安定の高利回りETF
- 毎月分配の為、資金取り崩し用としても活用できる
- ここ数年はやや配当利回りが低下中
PFF:シェアーズ 米国優先株式 ETFは平時においては株価の値動きを気にする事なく安定した高配当を受け取る事ができるETFです。
リーマンショックのような金融危機には大きく値下がりするリスクはありますが、現在となっては、それを乗り越えて2,3年で回復しているという実績として考える事もできます。次の景気後退時には購入妙味がありそうです
株式ETF、債券ETFとは違った役割を期待できるので投資金額大きくなって来た頃に分散投資の一部として考えるのは面白そうです。
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