前回記事に続いて債券ETFの検討記事です
債券って地味な印象があるんですが奥が深いです。経済、金融知識のない自分には株式とはまた違った難しさを感じます
BND:バンガード米国トータル債券市場ETF
です。前回記事の長期国債、社債に投資するBLVよりメジャーな総合債券ETFです
BND:バンガード米国トータル債券市場ETF
バンガード社のサイトで確認すると以下を目的とした債券ETFとなっています
・ブルームバーグ・バークレイズ米国総合浮動調整インデックスのパフォーマンスへの連動を目指します。
• インデックス・サンプリング法を用いたパッシブ運用です。
• 米国の投資適格債券市場全体への幅広く分散したエクスポージャーを提供し
ます。
• 中期デュレーションのポートフォリオです。
• 信用力が高く、安定したインカム・ゲインを提供します
BND基本情報
2017年12月時点のBNDの基本情報です。以下、下記バンガード社のサイトを参考にしています
バンガード・インベストメンツ・ジャパン - 商品案内 - バンガードETF
経費率0.05%と前回紹介したBLV0.07%より低く、配当も同様に毎月行われます
残存期間別構成比率
10年未満で全体の8割以上をしめます。バンガードのうたい文句どおり中期債券ポートフォリオです。発行体の4割は米国政府機関です
前回記事のBLVと比較してみます
BNDも10年以上の債権を16%ほど組み入れていますが中心は5年以下の債券でデュレーションに9年もの差があります
組み入れ10年バックテスト
検証ポートフォリオ:VTI-BND
前回と同じVTIベースに組れた場合のリスク・リターンの確認です
今回はVTI=100、VTI-BLV=50:50、VTI-BND=50:50で比較です
検証結果
BLV組み入れ時の詳細は前回記事を参照いただくとしてBND組み入れ時の結果について確認です。
- ドローダウンはー22%程度に抑えられている
- 期待年間リターンは6.4%
- BLV組み入れ時と比較してシャープレシオは0.01ポイント下がっている
検証結果ではBNDではリターンを削る割りにはBLV組み入れ時よりリスク低減できまでした。今回のこの結果を踏まえて私の場合、債券ETFとしてはBLVを組み入れる事にします。但し、より安定を求めてBNDも一定量組み入れました
債券組み入れバランスを検討したポートフォリオも後日公開したいと思います
BNDまとめ
過去のデータからは超長期的には株式が債券よりもリターンを得られるのは間違いないですがやはり安定の値動きは安心できます。株価暴落時のクッションとなる事で長期的に株式投資を続ける為にはある程度考慮に入れておいてもいいかもしれません
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債券に関する過去記事です
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