先日、自宅屋根の太陽光発電の2017年についてまとめました
今回はその2017年の分も合わせて設置後7年分データをまとめてみました
太陽光発電設置概要
設置来の総発電量
設置後の総発電量は約25,000kwになりました。特にトラブルはなく7年間順調に発電しています
発電量の推移です
※2010年は1か月未満なので除外。2011年、2012年は発電量のデータが行方不明の為、総発電量から2013以降の発電量を引いた数字を2年間に均等に按分しました。その為、2011年、2012年は同じ発電量になっています
気になる劣化率
グラフツールの最小二乗法によって求めた回帰直線から単純に計算すると年間約2%弱ほどづつ効率がおちている事になります。通常は0.2~0.5%程度の劣化率といわれてるので少し劣化率が高いように思います
7年目の時点では約90%にまで低下していますが、下図参照グラフでも7年目では96~92%に劣化するという結果がでていますのでやや劣化が早く進んでいるようですが概ね想定どおりかと判断しています
出典:太陽光発電総合情報/エコライフ.com
発電量自体は日照時間、気温などに依存するので今後もデータを蓄積していきたいと思います。気象庁から市町村単位で日照時間の記録を参照できるので時間があれば対比させたデータも検証してみたいところです
総売電料
7年間での総売電量は約76万円になりました。さらに日中発電した分で消費電力をまかない余剰電力を売電しているので購入する電気(買電)自体も削減されています
新築時の設置費用が約130万円ですから、このままの売電料なら7年ほどで回収できる計算ですが、パワーコンディショナーの寿命は10年~10数年と言われ交換費用 1台10~20万円前後発生する可能性もあります
また固定買い取り価格制度2年目の48円/1kwという高い固定買取り価格も10年目で終了になり単価が下がる為、そんな単純な話ではありません
今後の買取単価
2018年現在の買い取り価格は26円/1kw、来年は24円/1kwになりますがこれはあくまでも新規設置の買取単価です。既存施設の固定買取り10年が終了するのが制度開始2009年の10年後、つまり来年2019年です。なのでこの時の単価決定が大きな意味を持つため太陽光発電の2019年問題と言われています
本来は24円/1kwと言われていましたが、11円/1kwなどとも噂されていています。今年中には明確になると思いますので動向を注視したいと思います